2022年のキャロウェイはローグシリーズを送り出してきました。キャロウェイファンの自分としてはショップが許す限り試打してきましたので今回はローグSTMAXアイアンとローグST MAX OSアイアンの試打レビューです。
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キャロウェイ ローグST MAXアイアンの概要
驚異的なボールスピード、飛距離で攻めるMAX
ROGUE STアイアンシリーズにおける進化も、多方面にわたっています。AI設計のFLASHフェースSS22では、モデル別、ターゲット別にさらなる最適化がなされましたが、スピードの追求はこれで終わりません。フェースカップの素材にも着目し、より高強度のカーペンター450を採用。貪欲に、ボール初速の向上を図りました。また、定番となったテクノロジー、ウレタン・マイクロスフィアを増量。フェース裏側のかなりの高さまで覆うようになり、ソフトな打感を得られる範囲が拡大しました。もちろん、ユーティリティ同様にプレシジョン・タングステンウェイトも搭載され、寛容性やボールの上がりやすさがいっそう高まっています。スタンダードモデルの位置づけとなる「ROGUE ST MAXアイアン」は、シリーズ中でももっともストロングロフト化されたモデルの1つ。オフセットも大きめにつけられており、高い飛距離性能と抜群のやさしさを持ち合わせています。
NEWA.I. DESIGNED FACE
高強度素材450カーペンタースチールを採用し、さらなるボールスピードを追及したAIフェースカップ。
各モデル、番手ごとにAIにより最適化
NEW PRECISION TUNGSTEIN WEIGHTING
ゴルファーのビッグデータを元に最適化した重心設計
各番手の打出しも調整され、ボールスピードにも貢献
URETHANE MICROSPHERES
下から６本目の溝まで満たされたウレタン・マイクロスフィアがボールスピードを高めながら、確かな手ごたえと心地よいサウンドを提供
Features &Benefits
AI設計のFLASHフェースSS22は、飛びの3要素までも最適化
「ROGUE ST MAXアイアン」には、このモデル専用にAIが設計した、フェースカップ構造のFLASHフェースSS22を採用しています。FLASHフェースSS22は、従来のようにボール初速の向上やターゲットゴルファーの打点位置が考慮されているだけではありません。今回は飛びの3要素である、スピン、打ち出し角、ボール初速の組み合わせまでも含めた新しいアルゴリズムによってAIが設計し、テスト。よりモデル別、ターゲットゴルファー別の最適化が進んだフェースへとアップグレードされています。
フェースカップには、新たな素材のカーペンター450を採用
ROGUE STシリーズは、あらゆる部分の進化を大きな目標に掲げて開発されており、アイアンにおいては使用する素材にも目が向けられました。フェースカップを、これまでの17-4ステンレスではなく、より反発性が高く高強度のカーペンター450で製作。さまざまなテクノロジーだけでなく、素材の面からもボール初速の向上を図っています。
プレシジョン・タングステンウェイトをトウ側に配置し、重心をフェースセンターへ
ROGUE STアイアンシリーズではトウ側のソールに近い下部に、プレシジョン・タングステンウェイトと名づけられたMIMタングステンのウェイトを搭載しました。これにより、重心位置はフェースセンターへと配置されています。もちろん、低重心化にも貢献しており、ミスヒット時にもしっかりと飛距離が出るやさしさと、ボールの上がりやすさを実現しています。
フェース裏のかなりの面積を覆うようになったウレタン・マイクロスフィア
ROGUE STアイアンシリーズでも、ウレタン・マイクロスフィアがフェース裏の下部に内蔵されました。フェースのたわみを阻害することなく、インパクト時のフィーリングを向上させる、キャロウェイ独自のテクノロジーです。しかも、ただ従来のように配置しただけではありません。設計上、これまでのアイアンではウレタン・マイクロスフィアの量を増やせず、面積も小さいものでしたが、今回、かつてない量へと増加。フェース裏のかなりの部分を覆うようになったおかげで、さらなるフィーリングの向上を達成しています。たとえば、フェースやや上側でミスヒット気味になったとしても、プレーヤーはソフトな感触を得ることができます。
シリーズのなかで、ストロングロフト化されたモデル
「ROGUE ST MAXアイアン」はフルキャビティバック形状で、シリーズ中でもストロングロフト化されているモデルの１つ。大きめのオフセットも特徴となっています。ボールのつかまりが良く、ストレートなビッグボールをやさしく実現することができます。番手はI#5からSWまでの9本をラインアップし、そのうちウェッジはPW、AW、GW、SWの4本となっています。
2022キャロウェイ ローグST MAXアイアン 飛距離と口コミ評価・試打レビュー
ロフト角が５番21.5度、6番24.5度、7番27.5度、8番32度、9番36.5度 PW41度。セットは6番からPWの5本セットになります。増えましたね。5番がセットに入ってないアイアン。私が今まで見たクラブスペックの中でも最強のストロングロフトではないでしょうか。5番21度がロフト通りの飛距離とそれなりの高さが出せたら単品5番アイアン買ってユーティリティなんて必要ないですね。
純正シャフトで3種類あります。
VENTUS 5 for Callaway(R)（カーボン）45g、Dynamic Gold 95(S200)95g、N.S.PRO ZELOS 7(S)77.5gです。一番の売れ筋はダイナミックゴールドの95ｇになるのかな。
ダイナミックゴールドの7番で417ｇ、ＮＳプロの7番で405ｇになるみたいです。私だったらＮＳプロの75ｇが合うのかな。ということで試打クラブはこれ。
顔はこんな感じ。トップブレードが分厚過ぎてクラブ全体が小さく見えます。グースも強烈に入ってますので「スライスなんてさせません！」というキャロウェイの意気込みが伝わってきますね。
構えてみるとトップブレードの分厚さがすごい安心感を与えてくれます。もう少し操作性を感じさせてくれてもいいかもしれませんね。
7番でロフトが27.5度。昔のアイアンなら5番のロフトですね。こういう飛び系アイアンは反発と球の上がりやすさの研究でロフトを立てて飛距離を伸ばすのが今の流行ですね。
実際に打ってみると割と7番アイアンぽく飛んで行きます。球の上がりやすさは凄いですね。初速も早く、7番で159ヤードキャリーが出ます。ただロフトが立ってる分キャリーもでるのでトータル170ヤード。私の飛距離を考えると凄い距離性能ですが、正直7番でこんなに飛距離要らないかな。PWで41度なので100ヤード以内のショートゲームが難しいです。ウェッジ4本体制とかになる可能性もありますね。その分ウッドが少なくてすむのでキャディバッグに鉄が多くてカッコいいセッティングになりそうです。
打感はちょっと硬めですね。パキーんって音ですね。アイアンはカチっとかパチっとか優しい音が好きなのですが、金属音が結構大きいです。芯を食っても感触がけっこう残ります。
スライスが多い人、すこしでも飛距離を稼ぎたい人にはとても良いアイアンなのではないでしょうか。
キャロウェイ ローグST MAX OSアイアンの飛距離と口コミ評価・試打レビュー
先に試打したMAXアイアンより少しロフトが寝たシリーズです。
5番22.5度、6番25.5度、7番28.5度、8番32度、9番36.5度、PW41度です。5～7のロフトが1度寝ていますね。あとの違いは微妙になりかあるのでしょうがよく分かりません。
なので概要の紹介は割愛させてもらいました。
顔、打感、打音、飛距離はMAXと同等ですね。MAXより1度寝ていますが、飛距離の差は誤差の範囲です。絶対ドローを打たせるキャロウェイの決意も変わりません。
普通に当たれば軽いドローで高弾道です。MAXかMAX OSどちらか悩んだら泥沼ですね。
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