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【仕事→うつ病→休業→退職→傷病手当】ブラック企業編

仕事とうつ病と休業と傷病手当

某年1月、私は3年働いていた会社を休職しました。

理由はスーパーブラック企業だったから。

私は従業員約110名の中小企業の一部門の正社員3人、パート2人の小さい部署で働いていた。

正社員の中ではぶっちぎりで一番下っ端。もちろん簡単な仕事からややこしい仕事まで全部私に回ってきた。

業務内容は損害保険関係。新規獲得から既存客の契約更新、顧客が事故でも起こせばその対応に奔走するというのが私の業務。

北海道という地域柄、真冬は会社の除雪の為朝5時に出社することも。

退勤は毎日PM10時~11時くらいがあたりまえ。

「残業代がハンパないんじゃないか?」という質問が来そうなもだ。

私の働いていた会社の剛腕ぶりが発揮されている。

基本給13万、みなし残業手当70時間分で8万円。最初からこういう労使契約でした。

しかも、残業は夜だけで、定時の始業前にいくら早く出勤しても時間外は付かない。

それでもみなし残業70時間なんてあっという間に超えてしまいます。これを超えると上司にペナルティが。

だから、PM18:30くらいになると「タイムカード押してきてね。」と悪びれる様子もなく上司が言う。なんせ夜遅くなるのは私の仕事が遅いせいだからだそうで。

そんなことが許され、上からのツッコミもないのは不運にも私達5人の事務所が本社社屋とは別の小屋みたいなところだったから。

保険業の事務処理なんてパソコン業務だ。いくら速く打っても会社のクソスペックのPCと回線じゃ画面遷移の数秒の積み重ねが膨大な時間に。

地元の道を知り尽くした私でも「移動時間が長すぎる。サボってんだろ」って罵声を浴びせられることもしょっちゅう。

もう頼むからどらえもんにお願いして『どこでもドア』くれよ。そんな世界。

入社当初は別の部署で、上記のように朝は早くても帰りはPM6時~7時には会社を退勤していた。

繁忙期で残業が増えるのはどこの会社も当たり前。そんなことは百も承知だ。

しかし、私の不幸だったことは本来の仕事とは別に、全く関係ない保険業務も加わってしまったこと。

その理由は保険部門の欠員。

募集すれども募集すれども保険部門に人は入らず。入っても1週間で辞めていくブラック企業。そこで、愛想と外面だけでいままで生き抜いてきた私に白羽の矢が。

私が勤めていた会社がブラック企業たる所以は直属の上司。

機嫌が悪いときは怒鳴る、机蹴るはあたりまえ。煙草を投げつけられることもある。自分の思い通りにいかないと顧客までにやつあたり。

おっかなくてお客さんの前に出せるわけがない。トラブル事案などもってのほか。

それでも機嫌のいい日は昼飯を奢って機嫌取り「俺ほど部下想いの良い上司いないでしょ?」って勘違いする始末。ほんとに気持ち悪い奴だった。

そんな上司の元、必然的に顧客対応はほぼ私に回ってくる状態。

社内の用事も全部私。なぜなら社内の人は私の上司と関わりたくないから。

なんでそんな人が一部門を任されるポジションなの?だれもが思う疑問だと思うだろうが、それは会社の人材不足と上層部がアホだから。

朝5時台に会社に行き、冬は除雪、冬以外は溜まりにたまった事務作業をやり、9:00~18:00は保険外交で外回り、それから帰社して夜10時~11時までその日の事務作業と日頃の事務作業の繰り返し。

さらにその合間に本来を業務がブッ込んでこられる始末。

一応日曜日は休みということになっていたが、保険外交員の性質上、どうしても日曜日しか会えない顧客も多数。

まったく仕事が無く休める休日など、月に1日あるかないか。

私は心身ともに限界点を超えてしまい、ある決心をしてしまった。

 

続く【仕事とうつ病と退職と傷病手当】自殺願望編

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