テーラーメイドが2024年に発売した「Qi10 MAX ドライバー」は、「やさしさの新世界基準」を掲げた注目モデルです。アベレージゴルファーからシニアゴルファーまで幅広い層に向けて設計されており、スライスやミスヒットに悩むゴルファーに特におすすめのドライバーです。

今回は、ヘッドスピード40m/s・平均スコア100前後の筆者が、ロフト角10.5度・オリジナルシャフトのSRフレックスで試打した感想を正直にレポートします。試打スコアなし・忖度なしのリアルな口コミとして、購入を検討している方の参考になれば幸いです。
テーラーメイドQi10MAXドライバーのクチコミ評価・試打レビュー
クラブ紹介
「Qi10 MAX ドライバー」は、テーラーメイドが2024年2月2日に発売したアベレージ向けドライバーです。
モデル名の「Qi」は「THE QUEST FOR INERTIA(慣性の探求)」の頭文字で、「10」は上下左右の慣性モーメントの合計値が10,000g/cm²(10K)を達成したことに由来しています。Qi10シリーズは3モデル展開(MAX・標準・LS)ですが、10Kの慣性モーメントを持つのはこのMAXのみです。
主なスペックは以下の通りです。
- ヘッド体積:460cc(シリーズ最大)
- ロフト角:9°・10.5°・12°
- クラブ長さ:45.25インチ
- シャフト:ディアマナ BLUE TM50(専用設計)
- 希望小売価格:95,700円(税込)
最大の特徴はカーボンウッド構造による軽量化と、余剰重量をヘッド前方・後方に分散させることで実現した圧倒的な高慣性モーメントです。ミスヒット時のヘッドのブレを最小限に抑え、「曲がらない」「飛ばせる」を両立させています。フェース面には軽量な60層カーボンツイストフェースを採用し、従来のチタン製フェースより高い反発性能を確保しています。
また、フェース上部にはレーザーミーリングによる白いアライメントラインが入っており、アドレス時の構えやすさが向上しています。カーボンクラウンとカーボンソールを組み合わせたネイビー×ブラックのカラーリングは、視覚的にも落ち着いたスタイリッシュな印象です。
振った感じ
実際に手にして構えると、まず「ヘッドが大きい!」という第一印象があります。シャローフェース設計により投影面積が広く、アドレス時の安心感は抜群です。
スイングしてみると、とにかく軽くてビュンビュン振り抜ける感覚がありました。慣性モーメントが高いドライバーというと、どっしり重い振り心地をイメージしがちですが、Qi10 MAXは意外なほど軽快です。ヘッドが自然にターンしてくれるため、力を入れなくても振り切れます。
HS40m/s前後の筆者でも、スイングスピードが上がっているような錯覚を覚えるほど軽快でした。「力まず気持ちよく振れる」という感覚は、アベレージゴルファーにとって大きなアドバンテージになると思います。
打感
打感については、独特の「ガキッ!」という硬めの打音が印象的でした。テーラーメイド特有のカーボンフェース由来の音で、金属的な感触とは少し異なる、カーボン素材ならではのソリッドな反響音です。
柔らかい打感を好むゴルファーには少し違和感があるかもしれませんが、打った感触はしっかりと手に伝わり、「当たった!」という充実感はあります。慣れてくると気にならなくなりますし、むしろテーラーメイドらしさとして受け入れられる方も多いでしょう。
他メーカーのソフト系ドライバーからの乗り換えを検討している方は、試打で事前に確認しておくことをおすすめします。
弾道
弾道は中高弾道のドローが出ました。
ドローバイアス設計のQi10 MAXらしく、自然につかまったボールが右から左に戻ってくる弾道です。スライスに悩むゴルファーには非常にありがたい特性で、意図せず右に逃げるプッシュアウトが出にくく、フェアウェイをしっかりとらえてくれます。
弾道の高さは適度な中高弾道で、吹き上がりすぎず、しっかりキャリーが出る印象です。ロフト角10.5度・SRフレックスの組み合わせはHS40m/s前後には相性が良く、無理なく高い打ち出し角を確保できました。
ミスヒット時(トゥ寄り・ヒール寄りに当たった場合)も曲がり幅が小さく、10Kの高慣性モーメントの恩恵を体感できます。「フェースのどこに当たっても大きく曲がらない」という安心感は、コースでのスコアメイクに直結するメリットです。
飛距離
計測値は220ヤードでした。
HS40m/s・ロフト10.5度・SRフレックスという条件での結果です。スピン量が適度に乗った中高弾道からのキャリーで、ランもそこそこ出た印象です。HS40m/s前後のゴルファーにとって、220ヤードは十分実用的な飛距離です。
他のユーザーのレビューを見ると、HS43〜46m/s帯では230〜250ヤード前後の計測値が多く報告されています。HS40m/s前後で飛距離を最大化したい場合は、SRよりRフレックス寄りのシャフト選択も選択肢になるかもしれません。
「飛ばしよりも曲げない・フェアウェイキープ優先」という方向けのドライバーであり、Qi10シリーズの中で飛距離最優先なら標準モデルのQi10の方が向いている場合もあります。ただ、OBが減ることによる実質的なスコアアップ効果は非常に高く、平均スコア100前後のゴルファーには十分な選択肢です。
まとめ
テーラーメイド「Qi10 MAX ドライバー」は、スライスやミスヒットに悩むアベレージゴルファーに強くおすすめできる一本です。
軽快な振り心地と高慣性モーメントによる抜群の方向安定性は、コースでの安心感に直結します。弾道はつかまりやすいドロー系で、スライサーには理想的です。一方、最大飛距離よりも「まとめる力」に優れたモデルなので、とにかく飛ばしたいパワーヒッターには標準のQi10やLSの方が向いているかもしれません。
HS40m/s前後・平均スコア90〜110の方には、特にマッチするドライバーです。試打では「SRフレックス・ロフト10.5度」の組み合わせが使いやすく感じました。購入前にぜひ試打して、自分のスイングとの相性を確かめてみてください。
こんな方におすすめ
- スライスを直したいアベレージゴルファー
- ミスヒットに強いドライバーを探している方
- ヘッドスピードが40m/s前後の方
- フェアウェイキープ率を上げてスコアを安定させたい方
- 振り心地の軽いドライバーに替えたい方
テーラーメイドはモデルチェンジが早いので、今はかなりリーズナブルに手に入りますよ!


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