仕事と鬱と退職と傷病手当
私の仕事はまったく休める休日など、月に1日あるかないか。
毎日の上司からのパワハラ、モラハラ。私は心身ともに限界点を超えてしまい、ある決心をしてしまった。
もういやだ。死んでしまおう。
月給手取15万弱で完全なワーキングプアの私。
無理矢理会社の付き合いで6年ローンで買わされた自分には不釣り合いで立派な支払いが課せられた自動車。
いわば会社を辞められない為の人質ならぬ金質。これを完済しないと会社は辞められない。
もう心身ともにトンデモ上司に毒されている。
私のSOSはどこにも届かない。トンデモ上司がもっと上の人間を掌握している。
なぜなら保険金詐欺まがいの剛腕で儲けさせ、弱みを握っているから。
一応でも彼の名誉の為に言っておくが、人間的に終わっているというだけで、実務に関しては凄いスキルを持っている人間だ。それが上司たる最後の砦なのだ。
要するに、必要な仕事ができれば人間性なんてどうだっていい。
そんな社風な会社なのだ。
私が周りの人脈を使って何を言っても帰ってくる言葉は「お前が仕事が出来ないからだろう。」「喧嘩する相手を間違えるともっとひどい目にあうぞ。」
このクソみたいな会社で働いている、まともな人ほどそう言う返答をする。
さらに、私が第三者にこういう相談を持ち掛けたことが、直属の上司本人に筒抜けになっているのだ。
私は八方塞がりになった。
飯は喉を通らず、無理やり食べれば吐いてしまう。
夜は眠れず、浅い眠りについては嫌な夢をみて飛び起きる。
朝は布団から出られず、仕事に行かなければと考えれば吐き気が止まらない。
もともと強い方だけど酒を飲めば泥酔するまで止められない。
常温のストレートで飲むジャックダニエルの美味しさもこの時に知った。
今迄は竹鶴17年が世界一美味しいウイスキーだと思っていた。でもマッサン効果で品薄&高騰しすぎ。
もう庶民のお酒じゃありません。
そんなことを考えながら、安い強い酒を飲みまくった。
その度に泥酔してボロボロになって眠った。
夜、眠ったらこのまま心臓が止まってしまえばいいのに。
毎日のようにそう考え、そう生活した。
そんな中、やりたくもない会社の仕事の保険業で知ったお金の事実。
仕事中に車の事故で死亡したら、労災&自動車保険の人身傷害保険で莫大な金額が遺族に入る。
私はこれに目をつけた。というよりも、私の頭にはこのことしかなかった。
後はタイミング。顧客には迷惑かけられないからキリの良いところまでは絶対片付けてから死のう。
プランは完璧。普通の運転で30~40分かかるところを20分~30分で到着しなきゃいけないスケジュールを上司に組まされることなんて日常茶飯事。私の運転はほぼいつもスピード超過だ。
もちろん手帳に顧客アポのスケジュールは全部記してある。
このタイミングで自損事故で爆死。無謀な営業活動をやらせた上司の責任提起もできるはずだ。完璧だ。
そこで、結構の日まで文字通り必死に働いた。
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